季節は食中毒が起こりやすい「梅雨」になりました!
細菌は水分・温度・栄養があるところで繁殖しやすくなります。
特に30〜37度くらいの気温帯は危険!夏場、特に梅雨は菌が繁殖するのに持ってこいの季節なのです!
コロナ対策として急遽テイクアウトを始められたお店も多いと思います。
しかし、まだ手探り状態で衛生面の安全対策が危うい状況にあるお店もあるそうです。
そこで、食べりぃは、お店で気を付けるべき事と、私たち消費者ができる事を簡単にまとめてみました!
テイクアウトに限らず、ご自身で作るお弁当にも共通の注意事項ですので全てあわせて読んでくださいね!
※あくまでも素人が調べた範囲の事ですので、専門的な知識に欠けますが参考にしていただければと思います。
- 調理器具やテイクアウト容器を清潔に!
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調理器具は使用する前に一度洗うなど、清潔な状態で使用しましょう。テイクアウトに使用する容器もアルコールなどで拭いてから使用するようにしましょう。
(当然の事ですが)お肉や鮮魚に使用するまな板と、野菜類を切るまな板は使い分けましょう。週に一度、除菌しましょう!
- カウンターやテーブルなど客席で作業をしない!
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キッチンのスペースが足りず、客席として使うカウンターやテーブルの上など普段調理に使っていない場所で容器に詰める作業をすると、衛生管理が不充分な可能性があり危険です。
どうしても使用する場合は、念入りに除菌作業を行ってください。
- 生野菜が他の食材と混ざりあう様な盛り付けをしない!
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生野菜は火を通していない為、菌が付着しやすい状態です。お弁当箱の中は、菌にとってうってつけの環境。傷みやすい生野菜を入れておくと野菜が傷み、他のおかずにまで影響を及ぼす可能性があります。
特にマヨネーズと合えたサラダやドレッシングをかけたサラダは、水分を多く含み、痛みやすい状態になります。
- 仕切りを活用し、食材やおかずの接触を防ぐ!
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他のおかずの汁気がご飯と混ざってしまう、野菜に汁気がついてしまうと痛みが進行しやすくなります。小分けのカップや仕切りをうまく使って、防ぎましょう!
- 仕切りを活用し、食材やおかずの接触を防ぐ!
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菌は水分・温度・栄養があると増殖します。ほんの数時間でも水滴がついた状態で常温保存するのはやめましょう!
- 店内の清掃が行き届いているかチェック!
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店の衛星意識は店内の清掃に出ます。調理している店員さんが手袋、マスク、帽子をしているかもチェックしてみましょう。
- 気になることは直接お店に聞こう!
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テイクアウトには表示義務がなく、消費期限などが明記されていないことも多いです。食材について気になることはお店に直接聞くようにしましょう!
- 保冷バッグなどを持参しよう!
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暖かいものは暖かいまま、冷たいものは冷たいまま、なるべく受け取った時の状態で持ち帰る為に、保冷バッグを用意していきましょう!
冷やす場合は保冷剤も準備しましょう。
- 持ち帰り後はすぐに食べる!
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テイクアウトやデリバリーを頼むお店は、家から10分以内が理想的です。
すぐ食べる事ができない場合は、必ず冷蔵庫で保管しましょう!
夏の時期のデリバリーでは冷蔵設備のある配達車で運ぶならいいですが、自転車やバイクでは必然的に屋外の高温な場所に一定時間、置かれることになります。
時間をおけばおくほど菌は繁殖するので、20分以上かかるところは避けた方がいいでしょう。
- 殺菌のために、レンジなどで再加熱!
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食べる前にレンジで再加熱する事で殺菌!食中毒のリスクを下げる事ができます!
傷みやすい食材や、菌が繁殖しやすい食材です。入れてはダメという訳ではありませんが扱いに注意しましょう!
- フルーツや刺身などの生物(持ち帰る場合は、必ず保冷剤などで冷やしてください)
- 炊き込みご飯、ピラフ、炒飯など、多くの食材が混ざっている料理
- 汁気の多い焼きそば、パスタ、うどんなど麺類
- ポテトサラダ(じゃがいも自体が傷みやすい)
- ヘタをつけたままのミニトマト(ヘタに残った水滴が菌の温床になりがち)
食中毒が起これば店の存続はもちろん、最悪の場合食べた人の命にも関わります!
少し面倒な事に感じるかもしれませんが、食中毒が起きたらお店にとってもお客さんにとっても何も良いことはありません。
飲食店の皆様、大変な所に色々と手間かもしれませんが、今一度、衛生面の安全対策を確認してみてください。
消費者である私たちは、持ち帰った食材は責任を持って管理し、なるべく早く食べるようにしましょう!
お互いが注意し、意識して協力しあう事で、この時期の菌の繁殖を防ぎ、食中毒をおこさないようにしましょう!
参考記事:女性セブン 2020年6月11日号 女性自身 2020年6月16日号 EPARKテイクアウト
Photo:umiphoto